【リノベ暮らしな人々】
vol.19 渋カッコよく暮らす!魅せる収納で自分らしい空間を実現した住まい
今回紹介するのは、20代のYさんとTさんのこだわりの詰まったお住まいです。もともとヴィンテージ雑貨や本、食器、趣味のモノなど、興味深い品々をたくさん持っていた二人、それらをどうレイアウトするかがプランの鍵でした。
住まい探しのきっかけ
二人で暮らしていた賃貸の住まいがそろそろ手狭に感じ始め、引っ越しを考えたはじめたTさんとYさん。せっかく引っ越しするならば、自分たちの好きな空間に暮らしたいという思いが強く、今まで住んできた地域にはこだわらずに、リノベーションできる空間を探しはじめました。
住まいの探し方
Yさん:「駅から近く、路線の混雑率が低いこと、また、価格が手頃である中古物件を中心に探していました。周辺のショッピング施設が充実していて、病院等の公共施設が整っていて、かわいい丸い窓のある角部屋、地下駐車場付きの物件であるここに決めました。」
共働きのお二人にとって駅から自宅までの距離も大きなポイントだったようです。また、YさんとTさんは、購入前にリノベーション会社の空間社と内覧し、既存の状態を確認してもらうと共に、自分たちの希望している工事が可能かを確認したうえで購入の最終決定をしました。
リノベ暮らしのポイント
「自分たちの好きなものを飾る収納で、ゆるく空間を区切りたい。」これがYさんとTさんのリクエストでした。その後、今まで集めてきたこだわりの雑貨や今回のリノベーションを機に新たに購入する家具など、どんなテイストが好きなのかをリノベーション会社と打合せをし、インテリアのイメージを共有していきました。
“魅せる収納”を間取りの軸に素材選びをし、ドアノブや照明器具などの小物はYさんとTさんが自分たちで見つけ出し、一緒に空間をつくりあげていきました。
●回遊できる間取りで空間を最大限に生かす
壁面で区切るのはキッチン以外の水まわりとクロークだけにし、それ以外の廊下、LDK、そして寝室は扉を設けずに回遊出来る生活動線をつくりました。
●“魅せる”収納で、コレクションの居場所をつくる
住まいの中には、見せる収納/見せない収納がありますが、YさんとTさんの住まいには“魅せる”収納がたくさん。
●素材の表情を楽しむ
ミモザの無垢フローリング、躯体あらわしの壁面、ブロック+白ペンキ、タイル、塗装壁、足場板、OSB(構造用の木質ボード)、木の扉・・こんなにたくさんの素材が合わさって大丈夫なの?!というくらい、壁面ごとに違う表情を見せるYさんとTさんの住まい。
左の壁面は既存のコンクリートブロックに白い塗装を施した壁。
キッチンは既製品のキッチンの扉だけを交換して、カスタマイズ。
●自分たちで見つけてきたもの
ドアノブ、コートフック、タオルバー、ランプなど、こだわりたい小物や家具は自分たちで探してきたYさんとTさん。
●引っ越して変わったこと、そしてこれから。
Yさん:「コレクションしている大好きな雑貨や食器が、好きな様に飾れるので、嬉しいです。まだまだ飾れるスペースがたくさんあるので、それを生かせるようにコレクションを少しずつでも増やしていき、好きな物で埋め尽くしたいです。」
Tさん:「これまでよりは格段に広いキッチンがあり、料理がさらにはかどります。」
飾り切れなかったコレクションの居場所が出来たことで、お住いが一層充実したものになったようです。飾るもの一つ一つにも思い入れあるので、細部までこだわったリノベーションに行き着いたのも納得ですね。
●DIYで住まいづくりに参加
オープンルームの際に、部屋の塗装を自分たちで行ったという珪藻土やしっくいの壁を見たYさんとTさん、「これなら自分たちも挑戦できるかも!」とDIYで自分たちの住まいづくりに参加することにしました。
トイレや玄関の壁は珪藻土塗りにも挑戦。
間取りで見るビフォーアフター
「自分たちの好きなものを飾る収納で、ゆるく空間を区切りたい。」という希望を叶えるため、“魅せる収納”を間取りの軸にしたお二人。壁面で区切るのはキッチン以外の水まわりとクロークだけにし、それ以外の廊下、LDK、そして寝室は扉を設けずに回遊出来る生活動線になっています。
リノベ暮らしInfo
- ■家族構成:
- カップル(20代)
- ■専有面積:
- 50m2
- ■既存建物竣工年:
- 1975年
- ■リノベーション費用:
- 690万円
- ■設計施工会社:
- 株式会社空間社
■取材後記■
工事前のお打合せの際その頃お二人が住んでいらっしゃった賃貸のお住いに伺いましたが、お部屋にあるもの、どれもこれもが興味深く、きっと今は埋もれているけどまだまだオモシロイものが出てきそうだなぁ・・と思ったことを覚えています。無事、工事とお引越しを終えて新しいお住いにお伺いしてみると、やはり予感は的中、まんまとTさんとYさんによってレイアウトされたギャラリーのような空間に惹き込まれていました。並べられた本の背表紙を見るだけでもわくわくするような空間です。
また、内装の一点一点も限られた時間の中で、悩み、答えを出したからこそ、納得のいく仕上がりになったのだと思います。細かい金物探しや、自ら手を加えたDIYの塗装壁により、室内全体がまるでお二人のコレクションの一部となって味わい深い空間をつくり上げていました。














