【リノベ暮らしな人々】
vol.25 異国テイストのリノベーション
シドニー在住時の住まいを再現したいと希望されたIさん。白を基調に、木のぬくもりが調和する空間、使い込むごとにあたたかみが感じられる空間が理想でした。このイメージに合うように、壁や天井は漆喰で統一し、床はオールドスクラッチ仕上げのオーク無垢材を敷設した部屋をご紹介します。
住まい探しのきっかけ
使い込むごとにあたたかみが感じられる空間をご希望だったIさん。新築の真新しい家ではなく、中古物件を購入してリノベーションをすることにしました。リノベーション会社を選ぶのに、雑誌で秀建の実例をみて問い合わせをしました。迅速な対応や間取りの要望、好みのテイストが反映されたことと、Rの壁のPCデスクなどには遊び心も感じられたことが決め手でリノベーションを依頼したとIさん。
リノベ暮らしのこだわりポイント
Iさんのイメージはシドニー在住時の住まい。使い込むごとにあたたかみを感じる空間だった住まいを実現するため、壁や天井は漆喰で統一し、床にはオールドスクラッチ仕上げのオーク無垢材を敷設しました。キッチンカウンターの天板やPCデスク、和室の壁にはエイジング加工を施したレッドシダーをアクセントとして配し、落ち着きある空間にプランしました。一体空間のLDKは、梁の存在感を活かしてリビングとダイニングをゆるやかにゾーン分けしています。

床にはオールドスクラッチ塗装、壁は漆喰と経年劣化とともに味わいを増す素材を使い、Iさんの要望に応えています。
以前は閉鎖的で独立していたキッチンを、開放感のあるオープンキッチンに。キッチンカウンターの天板はエイジング加工をし、キッチンの上がり壁にはタイルを施し既製品のキッチンもオーダーメイドのようです。ガスコンロの廻りや床にはタイルを使い、オシャレな空間に仕上がりました。
Iさんたっての希望で洗面ボウルはスクエア型、洗面化粧台の天板はタイルを施し、海外の洗面化粧台をモチーフにリノベーション会社の秀建で造作。また、担当デザイナーの提案で便利な収納棚も壁に設けています。
暗く狭かった玄関は全体の雰囲気に合わせて、収納を秀建にオーダーで制作。玄関框を斜めにカットし、土間には大判タイルを敷き大きな面で見せることで使い勝手とともに、より広がりのある空間に。収納棚の下に入れた間接照明が空間の境目をあいまいにして、明るさや開放感を演出しています。
フローリングの床材はオーク無垢材を古材風に加工したもの。使いこまれたような風合いが落ち着いた印象を与えています。廊下に面する収納棚の扉も海外暮らしの住まいにあるようなルーバーの建具を使用。ドアノブは好みの素材を探し、アンティークテイストで統一しています。
壁に囲まれて閉鎖的だった和室を、洋室に溶け込むようデザイン。和室の大きな窓から降り注ぐ光がリビングを明るく開放的に演出しています。乳白色の綺麗な畳は、い草より強く日焼けもしにくい和紙畳で、日当たりのよいリビングダイニングでも美しさを長持ちさせることができます。
壁と天井はフランス漆喰。天井はシンプルに、壁は粗めの模様で塗り分けて表情を変化させています。漆喰と、床の古材風に仕上げたオークの無垢材に加えて、キッチンカウンターの天板やPCデスクにエイジング加工された木の天板が施された、ナチュラルで暖かみのある空間です。
間取りで見るビフォーアフター
リノベ暮らしInfo
- ■家族構成:
- ご夫婦
- ■専有面積:
- 80m2
- ■既存建物竣工年:
- 1986年
- ■リノベーション竣工年:
- 2009年
- ■リノベーション費用:
- 約968万円
- ■リノベーション会社:
- 株式会社 秀建
■取材後記■
Iさんがこの物件をご購入された理由も、以前お住まいだった海外の街並みを思い出すからという理由だったそうです。ご希望通りその当時暮らしていたような異国情緒を感じられるお住まいへとリノベーションされました。床の無垢床のぬくもりと漆喰で塗られた壁がとても気持ちの良い空間でした。
また、新築物件にはない既製品を使ってIさんならではの住まいに仕上がっていたのが印象的でした。袖壁やキッチンの側面、ガスコンロ周辺の壁をタイル張りにすることで、既製品ならではの使い勝手の良さもありながら、他の住まいにはないオリジナルのキッチンに仕上がり、リノベーションの醍醐味を感じました。
■編集長の暮らしのヒント
リビングの真っ白な高い天井に、木目のシーリングファンが映えますね。このシーリングファン、ゆっくり回すと柔らかな気持ち良い風を室内に循環させることができます。夏と冬で回転を逆にすることもできるので、サーキュレーターとしても使えてオススメですよ。














